わたしの日記

私の今日のできごとを。自分用に。

3月9日

Thank Youの日なんだそうだ!

お婆ちゃんから

あまりに何度も聞かれるのでちょっとイラッとして視線も合わさず雑に

返事をしたワタシ。

すると表情を曇らせたお婆ちゃんが

『何回も聞いたらいかんと思うけど

明日は(デイサービスに)行くと?』

と言った。

 

何度も聞いてることは本人もうすうす感づいてるらしい。

何回も、なんてそんなに生ぬるい可愛いものではない。

隙間なく。。それしか言わない。

食事の間だけでも数十回になるし

寝るまでの数時間、

数えたことはないけど100回くらいになるだろう。

一日なら余裕でそれを越える数になるはずだ。

毎朝毎晩繰り返す。

 

そこで思った

コミュニケーションがとりたいけどその言葉しか浮かばないのではないかな。

本当は他の事を喋りたいけどそれしか言葉が出てこないのではないか。

とても切ない事だけれども

小さい子供が言葉を得ていく

逆の道を辿る。のではないだろうか。

このシチュエーションで出るべき言葉を失い

単語を失っていく過程なのかもしれない。

言いたいことはこれじゃないのに

なんだか口をつくとこう言ってしまう感覚。

もし、そうだとしたら

とてつもなく

寂しいものではないだろーか。

想像の枠を出ないけど感覚としてそう思った。