4月4日
傘をさして都会を歩くことがあった。
田舎では行きたいところまでクルマだしこんなことってあまりない。
雨の中狭い道を行き交う時に、電柱やバス停で歩道の幅が限られ
向こうから傘をさしてこっちへくる人の波。
高校生の頃、結婚前通っていた駅までの道。
明らかに昔はもっと互いに配慮があった。
行き交う時の傘の配慮。
相手の傘とぶつかる事がないように
背の高さが大きく違う時は男の人が大きく傘をあげ
傘をさしたままの私を通してくれたこともあった。
斜めにかわしたり、フッと脇に避けて道を譲ったり 傘をすぼめたり。
なんかそんな人が減った。
年齢も関係ない若いからとか年寄りとか男女も関係ない。
こちらのことなど存在すらないかのように
自分の道をまっすぐ傘さしたまま突き進んでくる人が増えた。
それではちょっと寂しい気がする。